サラリーマンおやじののんびり不動産投資

40代の平凡サラリーマンがワンルームマンション投資を始めました。のんびりゆる~く安全第一で運用しています。

重要事項説明書とは?

不動産取引や保険契約などでは、「買い手の保護」を目的に、契約が成立するよりも前に買主へ重要事項説明を行わなければなりません。

 

不動産含め買主側は知識等が不十分であるのが通常です。

詳しい説明がなければ買い手は正しい判断ができず、誤解した状態で契約するリスクが出てしまうためです。

このような背景から、重要事項説明には細かなルールが設けられています。

また、重要事項説明書と契約書は別物であり、どちらの書類も、実際に説明を受ける前に交付されることが多いので、事前に読み込んでおくと安心できます。

 

参考に、重要事項説明書のチェックするポイントをまとめておきます

・記載内容

内容は、「取引建物に関する確認事項」と「取引条件に関する確認事項」の2つに分けることができます。

<取引建物に関する事項>

・物件の所在地、種類、構造、床面積

・登記された権利に関する内容

・法令に関する事項

・建物の設備の整備の状況

上下水道、電気、ガスの整備状況

・造成宅地防災区域内か

アスベスト使用の調査内容

・水防法に基づく水害ハザードマップにおける所在地

 

 

<取引条件に関する事項>

・購入代金以外の費用

・契約の解除について

・供託や保険の加入について

・支払金、預り金の保全

・損害賠償額、違約金について

・契約期間、更新について

・用途その他の利用の制限について

・管理委託先

 

上記のように重要事項説明書には多くの内容が記載されるため、一度に把握するのは難しいです。下記のようなチェックすべきポイントを押さえておきましょう。

 

・物件の所在地・種類・構造・床面積

不動産の情報表示等に記載された内容と食い違っていないかを確認してください。

特に、床面積は価格決定などの重要な要素のため、細かく見ておくことが大切です。

 

・登記された権利に関する内容

「所有権に係る登記」と「所有権以外の登記」の2つが記載されています。

所有権に係る登記については、現在の所有者以外に権利を持っている人がいないか?

所有権以外の登記については、現在の所有者が利用している金融機関などの抵当権が登記されているケースが多いため、引き渡しまでにきちんと抹消されることになっているかを確認しておくことが大切です。

 

・法令に関する事項

建築基準法」と「都市計画法」などに対しての制限が問題ないか確認することが大切です。

 

上下水道・電気・ガスの整備状況

インフラ整備については、その状況や下水処理方法などが記載さています。自分が宅を建てたりする場合以外は特に気にする必要はないかと思います。

 

・購入代金以外にかかる費用

購入代金以外の費用や、契約解除時の費用、瑕疵があった場合の責任等について記載されます。それぞれの目的や金額等を確認しておくことが大切です。

 

・契約の解除について

解除のための期日や方法、違約金などが記載されています。内容や手続きに万が一問題があった場合に、契約締結に大きな影響があるため、気になる点がないか確認しておくことが大切です。

 

・管理委託先について

マンションの場合、共用部分や設備等に関する内容が記載されます。また、修繕積立金や管理の委託先といった管理に関する内容も記載されます。

マンションのメンテナンスは、そのマンションの価値の維持に繋がるため、確認しておくことが大切です。

 

重要事項説明書は細かなところが多いですが、それぞれの項目がどういった概要なのか理解しておくこと、またポイントを押さえて事前に確認しておくことが大切だと思います。

 

下記チェックリスト(LIFULL HOME’SのHPより引用)も参考にしてください。

 

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